給水装置工事主任技術者 過去問
令和元年度(2019年)
問29 (給水装置の構造及び性能 問29)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 令和元年度(2019年) 問29(給水装置の構造及び性能 問29) (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の構造及び材質の基準に定める耐寒に関する基準(以下、本問においては「耐寒性能基準」という。)及び厚生労働大臣が定める耐寒に関する試験(以下、本問においては「耐寒性能試験」という。)に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具か否かの判断基準であり、凍結のおそれがある場所において設置される給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならないわけではない。
  • 凍結のおそれがある場所に設置されている給水装置のうち弁類にあっては、耐寒性能試験により零下 20 度プラスマイナス 2 度の温度で 24 時間保持したのちに通水したとき、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。
  • 低温に暴露した後確認すべき性能基準項目から浸出性能を除いたのは、低温暴露により材質等が変化することは考えられず、浸出性能に変化が生じることはないと考えられることによる。
  • 耐寒性能基準においては、凍結防止の方法は水抜きに限定しないこととしている。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.適当。
なお、凍結のおそれがある場所で耐寒性能基準を満たしていない給水用具を設置する場合、別途断熱材で被覆するなどの凍結防止措置を講じなければなりません。

2.不適当。
零下20度±2度とした後1時間経てば給水用具内部も十分この温度に達すると考えられることから、低温を保持するのは24時間ではなく1時間となっています。
また、弁類については10万回の開閉を繰り返す耐久性能試験を行う必要がありますが、開閉操作と低温暴露の順序は特に定められていません。

3.適当。記述の通りです。

4.適当。型式承認基準では水抜きに限定されていましたが、複雑な構造により水抜きが容易でない給水用具等については、通水時にヒータで加熱する等の凍結防止策が考えられることから、耐寒性能基準では凍結防止の方法は水抜きに限定しないこととされています。

参考になった数89

02

不適当なものを選択する問題です。

選択肢1. 耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具か否かの判断基準であり、凍結のおそれがある場所において設置される給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならないわけではない。

適当です。

 

耐寒性能基準は、給水用具内の水が凍結し、給水用具に破壊等が生じることを防止するためのものです。

凍結のおそれがある場所に設置される給水用具がすべてこの基準を満たしている必要はなく、断熱材で被覆するなどの適切な凍結防止措置が講じられていればよいとされています。

選択肢2. 凍結のおそれがある場所に設置されている給水装置のうち弁類にあっては、耐寒性能試験により零下 20 度プラスマイナス 2 度の温度で 24 時間保持したのちに通水したとき、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。

不適当です。

 

弁類における耐寒性能試験の保持時間は「1時間」と定められています。

また、弁類の場合は、耐寒性能試験の前に10万回の開閉を繰り返す耐久性能試験も実施する必要があります。

選択肢3. 低温に暴露した後確認すべき性能基準項目から浸出性能を除いたのは、低温暴露により材質等が変化することは考えられず、浸出性能に変化が生じることはないと考えられることによる。

適当です。

 

低温暴露によって給水用具の材質が変化し、浸出性能に影響が出るとは考えにくいことから、低温暴露後の確認項目から浸出性能は除かれています。

選択肢4. 耐寒性能基準においては、凍結防止の方法は水抜きに限定しないこととしている。

適当です。

 

以前は型式承認基準において、凍結防止方法を水抜きに限定していましたが、構造が複雑で水抜きが容易でない給水用具等があるため、現在ではヒーターによる加熱など、様々な凍結防止方法の選択肢を認めています。

参考になった数15

03

給水装置の構造及び材質の基準に定める耐寒に関する基準(「耐寒性能基準」)及び厚生労働大臣が定める耐寒に関する試験(「耐寒性能試験」)に関する問題です。

選択肢1. 耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具か否かの判断基準であり、凍結のおそれがある場所において設置される給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならないわけではない。

問題文の内容通りです

 

耐寒性能基準は寒冷地仕様の給水用具か否かの判断基準で、凍結のおそれがある場所に設置の給水用具は、すべてこの基準を満たす必要はありません。

 

なお、凍結のおそれがある場所で、耐寒性能基準に不満足な給水用具を設置するときは、別途、断熱材で被覆するなど、凍結防止措置を講じる必要があります。

選択肢2. 凍結のおそれがある場所に設置されている給水装置のうち弁類にあっては、耐寒性能試験により零下 20 度プラスマイナス 2 度の温度で 24 時間保持したのちに通水したとき、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。

凍結のおそれがある場所に設置されている給水装置のうち弁類にあっては、耐寒性能試験により零下 20 度プラスマイナス 2 度の温度で 1 時間保持したのちに通水したとき、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び耐久性能を有するものでなければならない

 

「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第6条(耐寒に関する基準)」

【 屋外で気温が大きく低下し易い場所・凍結のおそれのある場所に設置の給水装置で、減圧弁・逃し弁・逆止弁・空気弁・電磁弁(「弁類」)は、「耐久性能試験」で10万回の開閉操作を繰り返し、「耐寒性能試験」で-20°±2°の温度で1時間保持した後に通水したとき、弁類以外の給水装置では、耐寒性能試験で-20°±2°の温度で1時間保持した後に通水したとき、給水装置に関する耐圧性能、水撃限界性能、浸出性能を有する必要があります。 】

 

バルブ(弁類)が有するべき性能基準は、耐圧性能基準・浸出性能基準・水撃限界性能基準・耐寒性能基準・耐久性能基準です

なお、逆止弁は、上記の性能基準に加え、負荷破壊性能基準が必要です。

選択肢3. 低温に暴露した後確認すべき性能基準項目から浸出性能を除いたのは、低温暴露により材質等が変化することは考えられず、浸出性能に変化が生じることはないと考えられることによる。

問題文の内容通りです

 

低温暴露後に確認すべき性能基準項目から、浸出性能を除いた理由は、低温暴露で材質が変わることは考えられず、浸出性能変化は生じないという考えによるためです。

選択肢4. 耐寒性能基準においては、凍結防止の方法は水抜きに限定しないこととしている。

問題文の内容通りです

 

耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具かそうでないかの判断基準で、凍結のおそれがある場所に設置される給水用具すべてが、この基準を満たしている必要はありません。

なお、凍結のおそれがある場所で、この基準を満たしていない給水用具を設置するときは、断熱材で被覆するなど、凍結防止措置を講じます。

 

また、型式承認基準において、適用できる凍結防止方法を、最も確実性のある機械的水抜きに限定してきましたが、構造が複雑で、水抜きが必ずしも容易でない給水用具などでは、例えば通水時にヒータで加熱するなど、色々な凍結防止方法が選択できることから、耐寒性能基準では、凍結防止の方法は、水抜きに限定しないとしています

参考になった数1