給水装置工事主任技術者 過去問
令和2年度(2020年)
問23 (給水装置の構造及び性能 問24)
問題文
ア 水撃作用の発生により、給水管に振動や異常音がおこり、頻繁に発生すると管の破損や継手の緩みを生じ、漏水の原因ともなる。
イ 空気が抜けにくい鳥居配管がある管路は水撃作用が発生するおそれがある。
ウ 水撃作用の発生のおそれのある箇所には、その直後に水撃防止器具を設置する。
エ 水槽にボールタップで給水する場合は、必要に応じて波立ち防止板などを設置することが水撃作用の防止に有効である。
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 問23(給水装置の構造及び性能 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
ア 水撃作用の発生により、給水管に振動や異常音がおこり、頻繁に発生すると管の破損や継手の緩みを生じ、漏水の原因ともなる。
イ 空気が抜けにくい鳥居配管がある管路は水撃作用が発生するおそれがある。
ウ 水撃作用の発生のおそれのある箇所には、その直後に水撃防止器具を設置する。
エ 水槽にボールタップで給水する場合は、必要に応じて波立ち防止板などを設置することが水撃作用の防止に有効である。
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:正
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この過去問の解説 (3件)
01
それぞれの文章の正誤を考え、その組み合わせがマッチしているものを選択する問題です。
水撃作用とは、例えばポンプが始動、もしくは停止することにより、送水管の中の水の流速が急に変わることで管内の圧力が急に上昇もしくは低下することで起こります。
水撃が起こると、管やポンプ、バルブなどが破損してしまうことがあるので、対策が必要になります。
以下、それぞれの文章の正誤を考えていきましょう。
ア 水撃作用の発生により、給水管に振動や異常音がおこり、頻繁に発生すると管の破損や継手の緩みを生じ、漏水の原因ともなる。
この記述は「正しい」です。
イ 空気が抜けにくい鳥居配管がある管路は水撃作用が発生するおそれがある。
この記述は「正しい」です。
鳥居配管とは、鳥居の凸の形のように、上がって、横に伸びて、また下がるような配管のことをいいます。
鳥居配管水撃作用が起きやすい配管です。
なぜなら、空気は水より軽いため、凸の部分に空気が溜まりやすいからです。
ウ 水撃作用の発生のおそれのある箇所には、その直後に水撃防止器具を設置する。
この記述は「誤り」です。
この文章中の「直後」が間違いです。正しくは「その手前に近接して」です。
水撃作用が発生しているおそれのある箇所の手前に設置します。
エ 水槽にボールタップで給水する場合は、必要に応じて波立ち防止板などを設置することが水撃作用の防止に有効である。
この記述は「正しい」です。
ボールタップとは、水洗トイレのタンクの中に入っているような、浮力を利用して自動的に開閉する栓のことです。
タンクの中の水が一気に流れた後、弁が閉じて水が急激に止まるため、水撃作用が起こりやすくなっています。
波立ち防止板とは、文字通り、波立を防止するために設置する板のことです。
以上のことを総合して、ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正 がマッチした解答になります。
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02
適当な組み合わせを選択する問題です。
ア:正
水撃作用により給水管に振動や異常音が発生し、頻繁に起きると管の破損や継手の緩み、ひいては漏水につながります。
イ:正
鳥居配管は、配管が一度上昇してから下降する形状のため、空気が溜まりやすく、水の流れが不規則になりやすいです。
これにより、水の流れが急変し、水撃作用が発生するおそれがあります。
ウ:誤
直前に設置する、が正しいです。
水撃防止器具は、水撃作用が発生する直前、つまり電磁弁や自動閉鎖弁などの急激な流路の遮断が起こる箇所の直前に設置することで、衝撃波を効果的に吸収します。
エ:正
水槽にボールタップで給水する場合、ボールタップが閉止する際の急激な水の停止によって水撃作用が発生することがあります。
波立ち防止板は水槽への水の流入を穏やかにし、ボールタップの不必要な開閉を減らす効果があります。
これにより、結果的にボールタップの急な閉止頻度を減らし、水撃作用の発生を抑制する効果が期待できます。
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03
水撃作用の防止に関する問題です。
ア 正
「水撃作用の発生により、給水管に振動や異常音がおこり、頻繁に発生すると管の破損や継手の緩みを生じ、漏水の原因ともなる。」
配管内の水の流れを給水栓で急閉すると、運動エネルギーが圧力増加となって急激な圧力上昇(水撃作用)が起ります。
水撃作用の発生で、配管に振動や異常音が起こり、振動が頻繁に発生すると、管の破損や継手の緩みが生じて、漏水の原因となります。
イ 正
「空気が抜けにくい鳥居配管がある管路は水撃作用が発生するおそれがある。」
管路内に空気溜まりがあると、水流が急停止・急起動時に、圧力が空気を圧縮し、圧縮空気がバネのように急激に反発し、配管内の水を激しく跳ね返す水撃現象を起こします。
空気溜りを生じるおそれの場所は、水路の上越し部・行き止まり配管先端部・鳥居配管形状の箇所などが有ります。
ウ 誤
「水撃作用の発生のおそれのある箇所には、その直後に
水撃防止器具空気弁を設置する。」水撃作用の増幅を防ぐためには、空気停滞が生じやすい鳥居配管などは避けます。
空気溜りを生じるおそれがある場所には、空気を逃がす空気弁を設置します。
エ 正
「水槽にボールタップで給水する場合は、必要に応じて波立ち防止板などを設置することが水撃作用の防止に有効である。」
ウォーターハンマーが生じるおそれのある場合の発生防止措置
1) ウォーターハンマー発生のおそれのある箇所には、その手前に近接して水撃防止器を設置します。
2) ボールタップ使用時は、ウォーターハンマーが比較的発生しにくい複式・親子二球式・定水位弁などから、給水管口径や給水用途に適する者を選んで使用します。
3) 水槽等にボールタップでの給水時には、必要に応じ、波立ち防止板を設置します。
正
冒頭解説のように、ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正 となります。
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