給水装置工事主任技術者 過去問
令和2年度(2020年)
問29 (給水装置計画論 問30)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 問29(給水装置計画論 問30) (訂正依頼・報告はこちら) (新しいタブで開く)

給水装置工事の基本計画に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。
イ  給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。
ウ  基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者への確認が必要である。
エ  基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。

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  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正

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この過去問の解説 (3件)

01

各記述の正誤を考え、その組み合わせがマッチしているものを選ぶ問題です。

「給水装置の基本計画」は、基本調査、どう給水するかの方式決定、計画使用水量の決定、給水管の口径など、給水装置を設置する上で、最も基本的な事を決定するためのものです。

基本調査は大きく二つに分類されます。

一つは「事前調査」で、もう一つは「現場調査」です。

その内容によって、「工事を申し込んだ人に確認するもの」、「各水道事業者に確認するもの」、「現地調査を行って確認するもの」「道路管理者に確認するもの」「埋設物管理者に確認するもの」などがあります。

以下、それぞれの記述の正誤を考えていきましょう。

ア 給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。

 この記述は「正しい」です。

イ 給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。

 この記述は「正しい」です。

ウ 基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者への確認が必要である。

 この記述は「誤り」です。

 これに関しては、「水道事業者」に確認するのではなく、「現地調査」による確認と「埋設物管理者」に確認します。

 この事前調査は、埋設物の正確な位置を把握するために行い、その結果によって埋設物に対してどう措置を取るかを検討することになります。

 「水道事業者」に確認する項目としては、既に設置されている給水管や配水管などに関することで、例えば、

・既設給水装置の有無(所有者、布設年月、形態、口径、管種、布設位置、使用水量、栓番)

・配水管の布設状況(口径、管種、布設位置、仕切弁、配水管の水圧、消火栓の位置)

・既設給水管から分岐する場合(所有者、給水戸数、布設年月、口径、布設位置、既設建物との関連)

です。

 下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルは、埋設物にあたり、水道事業者には確認しません。

エ 基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。

 この記述は「正しい」です。

総合すると、ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正 が正誤のマッチした解答です。

選択肢3. ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正

本肢が正解です。

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02

給水装置工事の基本計画に関する問題です。

 

ア  正

「給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量及び給水管口径等の決定からなっており、極めて重要である。」

 

給水装置の基本計画は、基本調査-給水方式の決定-計画使用水量の決定-給水管の口径の決定などからなっていて、給水装置計画では、最も基本的な事項を決定し、極めて重要です。

 

イ  正

「給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行う。」

 

基本調査では、

1) 給水装置工事の依頼を受けたときは、現場状況の把握のため、必要な調査を行います。

2) 基本調査は、計画・施工の基礎で、調査の結果は、計画の策定・施工・給水装置の機能に影響する大切な作業です。

 

ウ  誤

「基本調査のうち、下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルの口径、布設位置については、水道事業者 埋設物管理者への確認が必要である。」

 

調査項目と内容を数例表にまとめます。

調査項目 調査場所
 

工事

申込者

水道

事業者

現地その他
工事場所

町名・番地・

住所表示番号

○ ○ 
使用水量

使用目的・使用人員

・延床面積・取付栓数

○ ○ 
屋外配管

水道メータ・止水栓

位置・布設位置

○ ○ 
屋内配管給水栓位置・給水用具○ ○ 

配水管

敷設状況

口径・管種・布設位置

・水圧・消火栓位置

 ○○ 
道路状況

種別・幅員・舗装別

・舗装年次

  ○

道路

管理者

埋設物

有無

下水道・ガス・電気

・電話・他、口径・

布設位置

  ○

埋設物

管理者

現場施工

環境

施工時間(夜・昼)・

関連工事

  ○

埋設物

管理者

既設給水

管分岐

所有者・給水戸数・

布設年月・口径・

布設位置

○○○所有者

 

エ  正

「基本調査は、計画・施工の基礎となるものであり、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業である。」

 

基本調査は、計画・施工の基礎で、調査の結果は、計画の策定・施工・給水装置の機能に影響する大切な作業です。(問題イの回答 と重複)

選択肢3. ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正

正

冒頭解説の通り、ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正 となります。

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03

適当なのは、ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正です。

 

給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量の決定、給水管の口径の決定などから成る大切な段階です。さらに、工事の依頼を受けたら現場をよく調べる必要があり、その調査結果は計画だけでなく施工や給水装置の働きにも関わります。なお、下水道管やガス管などの埋設物は、水道事業者に確認するのではなく、現地調査や埋設物管理者への確認が基本です。

選択肢2. ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正

ア

この選択肢は正しいです。

国土交通省の標準計画・施工方法では、給水装置の基本計画は、基本調査、給水方式の決定、計画使用水量の決定、給水管口径の決定などから成り、極めて重要であると示されています。ですので、この記述はその内容に合っています。

イ

この選択肢は正しいです。

給水装置工事の依頼を受けた場合は、現場の状況を把握するために必要な調査を行うこととされています。工事を始める前に現場をきちんと調べるのは、後からトラブルを起こさないためにも大切です。

ウ

この選択肢は誤りです。

下水道管、ガス管、電気ケーブル、電話ケーブルなどの各種埋設物については、標準的な調査項目では、現地と埋設物管理者に確認することになっています。水道事業者に確認する項目は、主に配水管の布設状況や既設給水装置の有無などです。したがって、「水道事業者への確認が必要である」としたこの記述は合っていません。

エ

この選択肢は正しいです。

基本調査は、計画・施工の基礎となる重要な作業であり、その良し悪しは計画の策定、施工、さらに給水装置の機能にも影響すると示されています。つまり、基本調査はただの下見ではなく、その後の工事全体を左右する大事な作業です。

まとめ

覚えておくポイントは、給水装置の基本計画では、まず調査をし、そのうえで給水方式や使用水量、管の口径を決めていくという流れです。特に間違えやすいのは、下水道管・ガス管・電気ケーブル・電話ケーブルなどの確認先です。これらは水道事業者ではなく、現地調査と埋設物管理者への確認が基本です。ここを押さえておくと、同じ形の問題に対応しやすくなります。

 

参考になった数4

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