給水装置工事主任技術者 過去問
令和4年度(2022年)
問11 (給水装置工事法 問2)
問題文
ア 配水管を断水してT字管、チーズ等により給水管を取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議し、断水作業、通水作業等の作業時間、雨天時の対応等を確認する。
イ ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するサドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは、形状が異なる。
ウ ダクタイル鋳鉄管のサドル付分水栓等による穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着する。
エ 不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 問11(給水装置工事法 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
ア 配水管を断水してT字管、チーズ等により給水管を取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議し、断水作業、通水作業等の作業時間、雨天時の対応等を確認する。
イ ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するサドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは、形状が異なる。
ウ ダクタイル鋳鉄管のサドル付分水栓等による穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着する。
エ 不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい。
- ア:正 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:誤
- ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
この問題はそれぞれの文章の正誤を考えて、その組み合わせを答えるものです。
ア 配水管を断水してT字管、チーズ等により給水管を取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議し、断水作業、通水作業等の作業時間、雨天時の対応等を確認する。
これは「正しい」です。
イ ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するサドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは、形状が異なる。
これは「正しい」です。
エポキシ樹脂粉体塗装をしている場合、ドリルの種類を間違えると、塗装の膜をドリルがちゃんと貫通しなかったり、塗装の膜が欠けてしまったり、不具合が起こってしまうので、注意しなければなりません。
エポキシ樹脂粉体塗装管の場合は、ドリルの先端角度が90°~100°になっており、モルタルライニング管の専用ドリルは、先端角が118°になっています。
ウ ダクタイル鋳鉄管のサドル付分水栓等による穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着する。
これは「正しい」です。
「さびこぶ」とはサビがこぶ状になっていることです。これは水道管の腐食が進んだために起こります。
エ 不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい。
これは「誤り」です。
不断水分岐作業が終わった後は、水質確認( 残留塩素、におい、色、濁り、味 )を行います。
以上を総合すると、ア:正 イ:正 ウ:正 エ:誤が正しい選択肢です。
参考になった数83
この解説の修正を提案する
02
適当なのは、「ア:正 イ:正 ウ:正 エ:誤」の組み合わせです。
この問題は、給水管の取出し工事で大切になる事前協議、使うドリルの種類、防食処理、水質確認が正しく理解できているかを問うものです。
アの記述は適切です。
配水管を断水してT字管やチーズで給水管を取り出す場合は、断水にともなって利用者へのお知らせや作業の調整が必要になります。そのため、あらかじめ水道事業者とよく協議し、断水作業、取出し作業、通水作業、役割分担、雨天時の対応などを確認しておくことが求められています。
イの記述も適切です。
ダクタイル鋳鉄管の穿孔に使うサドル付分水栓用ドリルは、モルタルライニング管用とエポキシ樹脂粉体塗装管用で形状が違います。たとえば、モルタルライニング管では一般に先端角118°、エポキシ樹脂粉体塗装管では90°から100°のものが使われます。管の内面を傷めないために、管の種類に合ったドリルを使う必要があります。
ウの記述も適切です。
ダクタイル鋳鉄管をサドル付分水栓などで穿孔した部分には、防食コアを取り付けて防食処理を行います。これは、穿孔した断面からさびやさびこぶができるのを防ぐためです。自治体の施工基準でも、ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔箇所には防食コアを装着するとされています。
エの記述は不適当です。
不断水分岐作業では、作業後に十分に排水することは大切ですが、それだけで終わりではありません。分岐作業のあとには水質確認を行う必要があります。また、国の「給水装置標準計画・施工方法」でも、通水後は水質確認として残留塩素の確認を行うこととされています。したがって、「十分に排水すれば、水質確認をしなくてよい」という部分が誤りです。
今回のポイントは、給水管の取出し工事では、事前の調整と施工後の確認がとても大切だということです。
断水工事では事前に水道事業者とよく協議し、ダクタイル鋳鉄管の穿孔では管の種類に合ったドリルを使い、穿孔部には防食コアを装着します。さらに、不断水分岐作業のあとには排水だけでなく水質確認も必要です。ここをまとめて覚えておくと、似た問題にも対応しやすくなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問10)へ
令和4年度(2022年) 問題一覧
次の問題(問12)へ