給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問12 (給水装置工事法 問3)
問題文
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問12(給水装置工事法 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 水道配水用ポリエチレン管、水道給水用ポリエチレン管に使用するサドル付分水栓の種類は、分水EFサドル(カッター内蔵タイプ、止水タイプ)、分水栓付EFサドル、サドル付分水栓の4種類がある。
- サドル付分水栓の場合の取付けは、ダクタイル鋳鉄管の場合と同様に行う。ただし、取付時のサドル部分のボルト・ナットの最終の締付強さは75N・mとする。
- 穿孔機は、手動式で、カッターは押し切りタイプと切削タイプがあるが、製造者及び機種等により取り扱いが異なるので、必ず取扱説明書をよく読んで穿孔機を使用する。
- 分水EFサドル(カッター内蔵タイプ、止水タイプ)、分水栓付EFサドルの取付けは、EFコントローラを用いて、配水管のEF接合と同様の方法で融着する。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当なのは、「サドル付分水栓の場合の取付けは、ダクタイル鋳鉄管の場合と同様に行う。ただし、取付時のサドル部分のボルト・ナットの最終の締付強さは75N・mとする。」です。
この問題は、サドル付分水栓の締付トルクがポイントです。さらに、水道配水用ポリエチレン管用サドル付分水栓の標準締付トルクは、POLITECの規格と施工マニュアルで40N・mとされています。ですので、75N・mと一律にしている部分が不適当です。
この記述は適切です。
POLITECの規格資料では、分水EFサドルと分水栓付EFサドルが継手の種類として示されています。また、FAQでは、分水EFサドル、分水栓付EFサドル、サドル付分水栓(鋳鉄製)を分けて扱っています。さらに、分水EFサドルにはカッター内蔵タイプと止水タイプがあることも示されています。したがって、4種類として整理する考え方で問題ありません。
この記述が不適当です。
理由は、水道配水用ポリエチレン管用のサドル付分水栓の標準締付トルクは40N・mだからです。施工マニュアルでも、サドル・バンドのボルトとナットは40N・mで均等に締め付けるとされています。問題文は「水道配水用ポリエチレン管、水道給水用ポリエチレン管」とまとめているのに、締付強さを75N・mとしているため、不適当です。
この記述は、この問題では適切です。
POLITECのFAQでは、分水栓付EFサドルやサドル付分水栓(鋳鉄製)は、手動穿孔機とHPPE管専用ホルソーで穿孔するとされています。また、ホルソーやシャンクは専用品で、互換性もないため、メーカーや機種ごとの取扱説明書を確認することが大切です。なお、現在は一部条件で電動穿孔機も使える場合がありますが、かなり限定された取扱いです。
この記述は適切です。
施工マニュアルでは、EF接合で使う機器としてコントローラを用い、通電時間や電圧を制御するとされています。分水EFサドルの施工手順でも、端子に出力ケーブルをつなぎ、バーコードで融着データを読み込み、正常終了を確認する流れが示されています。つまり、配水管のEF接合と同じ考え方で融着するという理解でよいです。
今回の問題で大事なのは、サドル付分水栓の締付トルクを取り違えないことです。
覚えておくポイントは、水道配水用ポリエチレン管用のサドル付分水栓は40N・mという点です。
また、分水EFサドルや分水栓付EFサドルはEFコントローラで融着すること、穿孔機やホルソーはメーカーごとの適合を守ることも重要です。
この分野は、名前がよく似た部材が多いので、「どの部材を使うか」と「どの工具・どの締付条件で施工するか」を分けて覚えると整理しやすくなります。
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02
ポリエチレン管(配水管・給水管)からの分岐穿孔に関する問題です。
これまでの鉄管(ダクタイル鋳鉄管)とは異なり、ポリエチレンという「樹脂(プラスチック)」の性質に合わせた専用の材料や工法が問われるのが大きな特徴です。
「なぜこれが間違いなのか」「どう覚えればいいのか」を一目で納得できるように、ポイントを分かりやすく解説します。
この記述は正しい(適切)内容です。
ポリエチレン管(配水管・給水管)の分岐に使われるサドル付分水栓は、規格(POLITECなど)において次の4種類に分類されています。
分水EFサドル(カッター内蔵タイプ)、分水EFサドル(止水タイプ)、分水栓付EFサドル、サドル付分水栓、電気で熱を加えて管と一体化させる「EF(電気融着)タイプ」が主流ですが、従来のような金属製の「サドル付分水栓」も含めて、全部で4種類とシンプルに押さえておけば問題ありません。
この記述が誤り(不適切)な内容です。
理由は、ポリエチレン管にサドル付分水栓を取り付ける際の標準締め付けトルク(強さ)は「40N・m」だからです。
問題文にある「75N・m」という数値は、硬い鉄管(ダクタイル鋳鉄管)を締め付ける時の強さです。ポリエチレン管は樹脂製で柔らかいため、鉄管と同じ強さで締め付けてしまうと、管が変形したり潰れたりしてしまいます。
試験対策としては、「ポリエチレン管は柔らかいので、締め付けトルクは鉄管(75N・m)より弱い40N・mで均等に締める」と理由をセットで覚えておくのが確実です。具体的な数字の入れ替えを狙った、典型的な引っ掛けパターンです
この記述は正しい(適切)内容です。
ポリエチレン管の穿孔は、管の特性に合わせた専用の工具を使うため、基本的には手動式の穿孔機が使用されます。また、刃先(カッター)の種類には、管を押し切るタイプと削り取る(切削)タイプがあります。
メーカーや機種によって刃の互換性がなく、取り扱い手順も細かく異なるため、「必ず取扱説明書をよく読んで使用する」という記述は実務上も試験上も正しい記述です。一部で電動穿孔機が使われるケースもありますが、原則は「取扱説明書の確認が必須」と覚えておけば間違いありません。
この記述は正しい(適切)内容です。
「EF(エレクトロフュージョン:電気融着)」は名前の通り、これらのサドルは電気の熱で管と継手を溶かして一体化させます。
そのため、施工時は専用の「EFコントローラ」を使い、バーコードで通電時間などのデータを読み込んで、配水管の本体をつなぐ時と同じ方法で確実に融着します。試験では「融着方法が異なる」といった引っ掛けが出ることがありますが、「EFサドルと付くものは、配水管と同じEFコントローラで融着する」とシンプルに覚えておけばバッチリです。
ポリエチレン管からの分岐穿孔では、名前が似ている「部材の種類」と「施工のルール」を分けて整理するのが合格への近道です。
まず、サドル付分水栓の種類は全部で4種類あります。名前に「EF」と付くサドルは、すべて配水管と同じく「EFコントローラ」を使った電気融着で取り付けます。
試験で最も狙われるのが、金属製の「サドル付分水栓」の施工ルールです。柔らかいポリエチレン管が潰れないよう、締め付けトルクは鉄管用の75 N·mではなく「40 N·m」で均等に締めるのが鉄則です。また、穿孔機やカッターはメーカーごとに互換性がないため、原則手動で、必ず適合する取扱説明書通りに使用するという点を確実に押さえておきましょう。
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