給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問13 (給水装置工事法 問4)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問13(給水装置工事法 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の継手及び接合に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ダクタイル鋳鉄管のNS形及びGX形継手は、大きな伸縮余裕、曲げ余裕をとっているため、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応することができる。
  • 銅管の接合は、トーチランプ又は電気ヒーターによるはんだ接合とろう接合があり、接合には、継手を使用するが、25mm以下の給水管は直管部を胴継ぎとすることができる。
  • ステンレス鋼鋼管の伸縮可とう式継手による接合は、埋設地盤の変動に対応できるように継手に伸縮可とう性を持たせたものであり、接合はワンタッチ方式が主である。
  • ステンレス鋼鋼管のプレス式継手による接合は、専用締付け工具を使用するもので、短時間に接合ができ、高度な技術を必要としない方法である。
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用する場合は、埋設の際、さらに防食テープを巻く等の防食処理を施さなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なのは、硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用する場合は、埋設の際、さらに防食テープを巻く等の防食処理を施さなければならない、という記述です。
理由は、防食テープなどの追加の防食処理が必要になるのは、外面樹脂被覆継手を使用しない場合だからです。ほかの記述は、給水管の継手や接合方法の説明として適切です。

選択肢1. ダクタイル鋳鉄管のNS形及びGX形継手は、大きな伸縮余裕、曲げ余裕をとっているため、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応することができる。

これは適切な記述です。
NS形とGX形の継手は、地震や地盤の変動があっても、継手の動きで力をやわらげられるようにつくられています。そのため、管に無理な力がかかりにくいという説明は合っています。

選択肢2. 銅管の接合は、トーチランプ又は電気ヒーターによるはんだ接合とろう接合があり、接合には、継手を使用するが、25mm以下の給水管は直管部を胴継ぎとすることができる。

これは適切な記述です。
給水装置工事の施行基準では、銅管の接合として、はんだ接合とろう接合が示されており、接合には継手を使うのが基本です。また、25mm以下の給水管では、直管部を胴継ぎにできるとされています。問題文の内容はこの説明と合っています。

選択肢3. ステンレス鋼鋼管の伸縮可とう式継手による接合は、埋設地盤の変動に対応できるように継手に伸縮可とう性を持たせたものであり、接合はワンタッチ方式が主である。

これは適切な記述です。
この継手は、地盤が少し動いても対応しやすいように、継手そのものに伸びたり曲がったりしやすい性質を持たせたものです。そして、接合方法はワンタッチ方式が主とされています。説明どおりです。

選択肢4. ステンレス鋼鋼管のプレス式継手による接合は、専用締付け工具を使用するもので、短時間に接合ができ、高度な技術を必要としない方法である。

これは適切な記述です。
プレス式継手は、専用の工具でしめつけて接合する方法です。基準でも、短時間で接合でき、高度な技術を必要としない方法と説明されています。したがって、この記述も合っています。

選択肢5. 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用する場合は、埋設の際、さらに防食テープを巻く等の防食処理を施さなければならない。

これは不適当な記述です。
ここは言い方が逆です。基準では、埋設するときは外面樹脂被覆継手を使うことが望ましいとされ、外面樹脂被覆継手を使用しない場合に、防食テープを巻くなどの防食処理が必要とされています。つまり、外面樹脂被覆継手を使っているのに、さらに必ず防食テープを巻かなければならない、という言い方は正しくありません。

まとめ

この問題のポイントは、防食処理が必要になる条件を正しく覚えているかです。
特に大切なのは、外面樹脂被覆継手を使うときに追加の防食処理が必要なのではなく、使わないときに防食テープなどの処理が必要になるという点です。ここを逆に覚えると間違えやすいです。あわせて、NS形・GX形は地盤変動に強いこと、ステンレス鋼鋼管には伸縮可とう式継手やプレス式継手があること、銅管ははんだ接合やろう接合を用いることも、まとめて押さえておくと解きやすくなります。

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02

給水管の継手及び接合に関する問題です。

選択肢1. ダクタイル鋳鉄管のNS形及びGX形継手は、大きな伸縮余裕、曲げ余裕をとっているため、管体に無理な力がかかることなく継手の動きで地盤の変動に適応することができる。

問題文の内容通りです

 

NS形及びGX形継手は、大地震で、かつ地盤が悪い場合を想定し、大きな伸縮余裕と曲げ余裕をとっており、管体に無理な力が掛からずに継手の動きで、地盤変動に適応できます。

この継手は、継手部が大きく屈曲・伸縮して、管の離脱を防止する構造になっています。

選択肢2. 銅管の接合は、トーチランプ又は電気ヒーターによるはんだ接合とろう接合があり、接合には、継手を使用するが、25mm以下の給水管は直管部を胴継ぎとすることができる。

問題文の内容通りです

 

銅管の接合は、トーチランプまたは電気ヒーターによる、はんだ接合とろう接合があります。

接合には、継手を使用しますが、25mm 以下の給水管の直管部は、胴継ぎとします。

 

はんだは、ろう接に関連する材料の一種で、はんだは、ろう又ははんだを用い、母材をできるだけ溶融せずに、ぬれ現象で接合する「ろう接」です。

 

関連材料のはんだ付(ソルダリング)は、母材をできるだけ溶融せずに行う溶接方法に用いられる溶加材で、ろうに比べて融点450℃未満と低く、軟ろうともいわれる溶加材です。

ろう(硬鑞)は、溶融温度が 450℃以上の溶加材です。

選択肢3. ステンレス鋼鋼管の伸縮可とう式継手による接合は、埋設地盤の変動に対応できるように継手に伸縮可とう性を持たせたものであり、接合はワンタッチ方式が主である。

問題文の内容通りです

 

ステンレス鋼管の継手の種類には、屋内配管用のプレス式と圧縮式があり、地中埋設管用には、伸縮可とう式継手で行います。

伸縮可とう式継手による接合の継手は、埋設地盤変動に対応できるよう、継手に伸縮可とう性を持たせており、接合は主にワンタッチ方式で行います。

選択肢4. ステンレス鋼鋼管のプレス式継手による接合は、専用締付け工具を使用するもので、短時間に接合ができ、高度な技術を必要としない方法である。

問題文の内容通りです

 

ラインゲージで差込み寸法位置をマーキングし、その位置に継手端部がくるまで挿入し、専用締付け工具を継手に当て、管軸に直角に保持し、油圧で締付けます。

選択肢5. 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用する場合は、埋設の際、さらに防食テープを巻く等の防食処理を施さなければならない。

硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用する場合は、埋設の際で、外面樹脂被覆継手を使用しないときは、管端防食継手に防食テープを巻く等の防食処理を施さなければならない

 

硬質塩化ビニルライニング鋼管、耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管の接合は、ねじ接合が一般的です。

ねじ接合は、専用ねじ切り機で管端にねじを切り、ねじ込む方式です。

 

ねじ継手には、管端防食継手を使用し、埋設の場合には、管端防食継手の外面を合成樹脂で覆った外面樹脂被覆継手を使用し、外面樹脂被覆継手を使用しないときは、管端防食継手に防食テープを巻く防食処理を施します。

 

接合のときは、錆の発生防止のため、防食シール剤をねじ部と管端面に塗布し、管切断面と接続部の防食処理を行ってから接合します。

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