給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問16 (給水装置工事法 問7)
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問16(給水装置工事法 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 水道直結式スプリンクラー設備の工事は、水道法に定める給水装置工事として消防設備士の指導の下で指定給水装置工事事業者が施工する。
- 乾式配管による水道直結式スプリンクラー設備は、給水管の分岐から電動弁までの間の停滞水をできるだけ少なくするため、給水管分岐部と電動弁との間を可能な限り短くする。
- 水道直結式スプリンクラー設備の設置にあたり、給水装置工事主任技術者が配水管から分岐した給水管からスプリンクラーヘッドまでの部分について水理計算等を行う。
- 湿式配管による水道直結式スプリンクラー設備は、滞留水を発生させない方法として、末端給水栓までの配管途中にスプリンクラーを設置する。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当なのは、「水道直結式スプリンクラー設備の設置にあたり、給水装置工事主任技術者が配水管から分岐した給水管からスプリンクラーヘッドまでの部分について水理計算等を行う。」です。
理由は、水理計算等を行うのは給水装置工事主任技術者ではなく、消防設備士だからです。厚生労働省の通知では、水道直結式スプリンクラー設備の設置にあたり、消防設備士が配水管から分岐した給水管からスプリンクラーヘッドまでの部分について水理計算等を行うことになると示されています。
この記述は適切な記述です。厚生労働省の通知では、水道直結式スプリンクラー設備の工事や整備は、消防法上必要な事項について消防設備士が責任を負うため、指定給水装置工事事業者等が消防設備士の指導の下に行うとされています。つまり、この選択肢の考え方は正しいです。
この記述は適切な記述です。乾式配管は、分岐部のすぐ下流に電動弁を設けて、電動弁より先の配管を空にできる方式です。岩国市の給水装置設計施工基準では、給水管の分岐から電動弁までの間の停滞水をできるだけ少なくするため、給水管分岐部と電動弁との間を短くすることが望ましいと示されています。
この記述が不適当です。まちがっているのは、水理計算等を行う人です。厚生労働省の通知では、ここを担当するのは消防設備士とされています。給水装置工事主任技術者ではありません。人の役割を入れ替えているため、この記述は不適当です。
この記述は適切な記述です。湿式配管は、常時水が入っている配管方式です。広島県水道広域連合企業団三原事務所の施工基準では、湿式配管とは、常時使用する末端給水栓までの配管途中に設置し、常時充水されている配管方法とされています。また、水や空気が停滞しないよう、配管末端に日常的に使う水栓などを設けることも示されています。したがって、この選択肢の内容は正しいです。
この問題でいちばん大切なのは、だれが水理計算等を行うのかを正しく覚えることです。ここは給水装置工事主任技術者ではなく消防設備士です。
あわせて、湿式配管は常時水が入っている方式、乾式配管は電動弁より先を空にできる方式と整理しておくと分かりやすいです。さらに、乾式配管では分岐部から電動弁までを短くする、湿式配管では末端給水栓までの途中にスプリンクラーを設けるという形で覚えると、似た問題にも対応しやすくなります。
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02
消防法の適用を受けるスプリンクラーに関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
「健水発第1221002号」(消防法施行令及び消防法施行規則の改正に伴う特定施設水道連結型スプリンクラー設備の運用について)
1-(2)
【 水道直結式スプリンクラー設備の設置工事や整備は、消防法規定により、必要な事項については消防設備士が責任を負うため、指定給水装置工事事業者等が消防設備士の指導の下に施工します。
また、必要に応じ、所管消防署等と打ち合わせるように指導します。 】
正
問題文の内容通りです。
消防法適合の水道直結式スプリンクラー設備配管方法には、乾式配管と湿式配管の方法があります。
乾式配管方法では、スプリンクラー配管への分岐部直下流に電動弁を設置し、弁閉止時に自動排水して、電動弁以降の配管が空となる配管方法です。
火災感知器反応時に、電動弁が開放し、配管内を充水してスプリンクラーヘッドが作動・放水します。
乾式配管による水道直結式スプリンクラー設備では、給水管の分岐部から電動弁までの停滞水を少なくでき、分岐部と電動弁の間を短くできます。
(前橋市水道局 給水装置工事設計施工指針 必要部を抜粋)
誤
水道直結式スプリンクラー設備の設置にあたり、消防設備士が、水道事業者の施設した配水管から分岐した給水管からスプリンクラーヘッドまでの部分について、水理計算等を行う。
「健水発第1221002号」(消防法施行令及び消防法施行規則の改正に伴う特定施設水道連結型スプリンクラー設備の運用について)
1-(3)
【 消防法令による水道直結式スプリンクラー設備設置では、消防設備士が、水道事業者の施設した配水管から分岐して設けられた、給水管からスプリンクラーヘッドまでの部分の水理計算を行うため、水道直結式スプリンクラー設備を設置する者に対し、当該地区の最小動水圧等配水の状況や直結給水用増圧ポンプ設備設置可否の情報を提供します。 】
正
問題文の内容通りです。
湿式配管による水道直結式スプリンクラー設備では、末端給水栓までの配管途中にスプリンクラーを設置し、常時充水されている配管方法です。
この配管方法の場合、停滞水が生じないように、常時使用する水洗便器や屋外水栓等の末端給水栓までの配管途中に、スプリンクラーヘッドを設置します。
(前橋市水道局 給水装置工事設計施工指針 必要部を抜粋)
なお、給水装置工事設計施工指針は、東京都水道局のように自治体の水道局からも同じような設計指針が出され、スプリンクラーの運用について記載されています。
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