給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問19 (給水装置工事法 問10)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問19(給水装置工事法 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の配管工事に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 被覆銅管(軟質コイル管)の曲げ加工は、専用パイプベンダーを用いて行う。
  • ステンレス鋼鋼管を曲げて配管するときの曲げ半径は、管軸線上において、呼び径の2倍以上でなければならない。
  • ステンレス鋼鋼管の曲げ加工は、ベンダーにより行い、加熱による焼き曲げ加工は行わない。
  • ステンレス鋼鋼管の曲げ最大角度は、原則として90°(補角)とし、曲げ部分にしわ、ねじれ等がないようにする。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なのは、「ステンレス鋼鋼管を曲げて配管するときの曲げ半径は、管軸線上において、呼び径の2倍以上でなければならない。」です。

理由は、ステンレス鋼鋼管の曲げ配管では、曲げの曲率半径は管軸線上で口径の4倍以上とされているからです。つまり、2倍以上としているこの記述は小さすぎて、不適当です。

選択肢1. 被覆銅管(軟質コイル管)の曲げ加工は、専用パイプベンダーを用いて行う。

これは適切な記述です。
被覆銅管のうち軟質コイル管は、曲げ加工をするときに専用パイプベンダーを使うとされています。道具を正しく使うことで、管をつぶしたり傷めたりしにくくなります。

選択肢2. ステンレス鋼鋼管を曲げて配管するときの曲げ半径は、管軸線上において、呼び径の2倍以上でなければならない。

これは不適当です。
ステンレス鋼鋼管の曲げ半径は、2倍以上ではなく4倍以上が必要です。曲げ半径が小さすぎると、管に無理な力がかかり、変形や傷みの原因になります。そのため、この記述は基準よりもゆるく書かれていて不適当です。

選択肢3. ステンレス鋼鋼管の曲げ加工は、ベンダーにより行い、加熱による焼き曲げ加工は行わない。

これは適切な記述です。
ステンレス鋼鋼管の曲げ加工は、ベンダーで行い、加熱して曲げる方法は行わないとされています。加熱すると、管の性質が変わったり、仕上がりが悪くなったりするおそれがあるためです。

選択肢4. ステンレス鋼鋼管の曲げ最大角度は、原則として90°(補角)とし、曲げ部分にしわ、ねじれ等がないようにする。

これは適切な記述です。
基準では、ステンレス鋼鋼管の曲げの最大角度は原則として90°とされ、さらにしわやねじれがないようにすることが求められています。見た目だけでなく、水の流れや管の強さを保つためにも大切な注意点です。

 

まとめ

この問題でいちばん大切なのは、ステンレス鋼鋼管の曲げ半径は4倍以上という点です。
「2倍以上」としてしまうと小さすぎるため、不適当になります。

あわせて、被覆銅管は専用パイプベンダーを使うことステンレス鋼鋼管は加熱して曲げないこと曲げ角度は原則90°までで、しわやねじれを出さないことも重要です。似た内容が並ぶ問題では、数字と作業方法を落ち着いて見分けることがポイントです。

 

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02

給水装置の施工(配管の曲げ加工)に関する問題です。

一見するとどれも専門的で正しそうに見えますが、実は実務をやっている人なら「それはちょっと無理があるな」と気づくような数字の引っかけが隠されています。試験や現場で惑わされないように、教えるような目線で一つずつポイントを見ていきましょう。

選択肢1. 被覆銅管(軟質コイル管)の曲げ加工は、専用パイプベンダーを用いて行う。

これは適切な記述です。

被覆銅管の「軟質コイル管」をきれいに曲げるためには、専用パイプベンダーを使うのが鉄則です。専用の道具を正しく使うからこそ、管をつぶしたり、外側の被覆を傷つけたりせずに、スムーズなカーブを作ることができます。

 

選択肢2. ステンレス鋼鋼管を曲げて配管するときの曲げ半径は、管軸線上において、呼び径の2倍以上でなければならない。

これは不適切な記述です。

ステンレス鋼鋼管をグッと曲げて配管するとき、カーブの緩やかさ(曲げ半径)のルールが違いますね。問題文には「呼び径の2倍以上」とありますが、正しくは「4倍以上」必要です。 ステンレスは頑丈な反面、急激に曲げようとすると管に無理な力がかかって、変形したり傷んだりしてしまいます。「2倍では急すぎる、4倍は余裕を持たせる」と、数字のイメージを頭に入れておきましょう。

選択肢3. ステンレス鋼鋼管の曲げ加工は、ベンダーにより行い、加熱による焼き曲げ加工は行わない。

これは適切な記述です。

ステンレス鋼鋼管を曲げるときは、機械(ベンダー)を使って常温のまま曲げるのが基本で、加熱して曲げる行為は絶対にやってはいけません。 ステンレスに下手に熱を加えてしまうと、金属の性質が変わってサビやすくなったり、強度が落ちたりしてしまうからです。「ステンレスは加熱NG」とセットで覚えておいてください。

 

 

選択肢4. ステンレス鋼鋼管の曲げ最大角度は、原則として90°(補角)とし、曲げ部分にしわ、ねじれ等がないようにする。

ステンレス鋼鋼管を曲げる角度は、いくらでも曲げていいわけではなく「原則として90°まで」という上限があります。さらに、曲げた部分にしわが寄ったり、ねじれたりしていないことも条件です。これは見た目の美しさだけでなく、中の水の流れ(水流の抵抗)をスムーズに保ち、管の寿命を縮めないためのとても大切なルールです。

まとめ

この問題を通して整理しておきたいのは、銅管やステンレス鋼鋼管を加工するときの「具体的な施工ルール」です。

特に試験対策として押さえておきたい重要ポイントは、次の通りです。

まず、被覆銅管(軟質コイル管)を曲げるときは、管の変形や傷を防ぐために必ず専用パイプベンダーを使用します。

次に、ステンレス鋼鋼管を加工する際のルールですが、曲げ半径は呼び径の4倍以上が必要であり、曲げ角度は原則として90°までとし、しわやねじれが出ないように仕上げなければなりません。また、ステンレスは熱を加えると金属の性質が変わってサビやすくなるため、加熱による加工は絶対にしないという点も重要です。

給水試験の施工分野では、こうした「数値の引っかけ」や「やってはいけないNG工法」が本当によく狙われます。「ステンレスの曲げ半径は4倍、火気は厳禁」という基本セットを正確に覚えて、試験の得点につなげていきましょう。

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