給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問20 (給水装置の構造及び性能 問1)
問題文
ア 負圧破壊装置を内部に備えた給水用具とは、製品の仕様として負圧破壊装置の位置が施工時に変更可能なものをいう。
イ 水受け部と吐水口が一体の構造であり、かつ、水受け部の越流面と吐水口の間が分離されていることにより水の逆流を防止する構造の給水用具は、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20キロパスカルの圧力を加えたとき、吐水口から水を引き込まないこととされている。
ウ バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいう。
エ バキュームブレーカは、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20キロパスカルの圧力を加えたとき、バキュームブレーカに接続した透明管内の水位の上昇が75ミリメートルを超えないこととされている。
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問20(給水装置の構造及び性能 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
ア 負圧破壊装置を内部に備えた給水用具とは、製品の仕様として負圧破壊装置の位置が施工時に変更可能なものをいう。
イ 水受け部と吐水口が一体の構造であり、かつ、水受け部の越流面と吐水口の間が分離されていることにより水の逆流を防止する構造の給水用具は、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20キロパスカルの圧力を加えたとき、吐水口から水を引き込まないこととされている。
ウ バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいう。
エ バキュームブレーカは、負圧破壊性能試験により流入側からマイナス20キロパスカルの圧力を加えたとき、バキュームブレーカに接続した透明管内の水位の上昇が75ミリメートルを超えないこととされている。
- (ア) 誤 (イ) 正 (ウ) 誤 (エ) 正
- (ア) 誤 (イ) 誤 (ウ) 正 (エ) 誤
- (ア) 正 (イ) 正 (ウ) 正 (エ) 誤
- (ア) 正 (イ) 正 (ウ) 誤 (エ) 正
- (ア) 正 (イ) 正 (ウ) 誤 (エ) 誤
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この過去問の解説 (2件)
01
適当なのは、「(ア)誤(イ)誤(ウ)正(エ)誤」の組み合わせです。
この問題のポイントは、「どの器具を何と呼ぶか」と、負圧破壊性能試験で加える圧力の数値を正しく覚えているかどうかです。省令の考え方では、バキュームブレーカは施工時に取付け高さを変えられるもの、内部に負圧破壊装置を備えた給水用具は位置が一定に固定されているものです。また、試験の圧力はマイナス20キロパスカルではなく、マイナス54キロパスカルです。
ア
これは誤った記述です。
負圧破壊装置を内部に備えた給水用具とは、施工時に位置を変えられるものではありません。省令の解説では、吐水口水没型のボールタップのように、製品の仕様として負圧破壊装置の位置が一定に固定されているものをいいます。したがって、「施工時に変更可能なもの」という部分が誤りです。
イ
これは誤った記述です。
水受け部と吐水口が一体で、越流面と吐水口の間が分離されている構造の給水用具は、負圧破壊性能試験で吐水口から水を引き込まないことが求められます。ここまでは合っています。
ただし、問題文のマイナス20キロパスカルが違います。正しくは、流入側からマイナス54キロパスカルの圧力を加えたときに、吐水口から水を引き込まないこととされています。
ウ
これは適切な記述です。
省令の解説では、バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいうとされています。問題文はこの内容と合っています。
エ
これは誤った記述です。
バキュームブレーカは、負圧破壊性能試験で透明管内の水位の上昇が75ミリメートルを超えないこととされています。この75ミリメートルという数字は正しいです。
しかし、ここでも圧力の数値が違います。正しくは、流入側からマイナス54キロパスカルの圧力を加えたときです。問題文のマイナス20キロパスカルは誤りです。
この問題では、名前の区別と試験条件の数値が大切です。
覚えておきたいポイントは、次のとおりです。
バキュームブレーカは、器具単独で販売され、施工時に取付け高さを変えられるものです。
負圧破壊装置を内部に備えた給水用具は、装置の位置が製品の中で固定されているものです。
負圧破壊性能試験で使う圧力は、マイナス20キロパスカルではなく、マイナス54キロパスカルです。
バキュームブレーカの判定では、透明管内の水位上昇が75ミリメートル以下であることが求められます。
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02
給水装置の基準の中でも、かなり専門的で受験生が苦手としやすい「負圧破壊性能」に関する問題ですね。
一見すると複雑な数値や定義が並んでいますが、試験で落としてはいけない「引っかけのパターン」は決まっています。
本番の試験で落ち着いて見抜けるよう、現場でよく使う感覚を交えながら、それぞれの選択肢のポイントを整理していきましょう。
ア こちらは誤りです。
「負圧破壊装置を内部に備えた給水用具」というのは、言葉通り製品の内部にあらかじめ組み込まれているもののことです。例えば、吐水口が水没するタイプのトイレのボールタップなどがこれに当たります。 メーカーが出荷した時点で装置の位置がガッチリ固定されているものを指すため、問題文の「施工時に位置を変更できる」という部分が間違いです。
イ こちらは誤りです。
水が逆流して吸い込まれないかを確認する性能試験ですが、問題文の「マイナス20キロパスカル」という数値が違います。 正しくは、もっと強烈な負圧である「マイナス54キロパスカル」の圧力を加えたときに、水をまったく引き込まないことが基準となっています。惜しいところまで正しく書いて受験生を迷わせる、典型的な数値の引っかけです。
ウ こちらは正しいです。
「バキュームブレーカ」とは、配管の途中に単体で取り付ける逆流防止の器具のことです。内部内蔵型とは違って、現場の状況に合わせて「水受け容器からどれくらいの高さに取り付けるか」を施工時に調整できるのが特徴です。定義通りの適切な内容です。
エ こちらは誤りです。
バキュームブレーカの試験で、水位の上昇を「75ミリメートル以下」に抑えるという数字自体はバッチリ合っています。 しかし、ここでも罠が仕掛けられていますね。加える圧力はイの選択肢と同じく、マイナス20ではなく「マイナス54キロパスカル」が正解です。給水試験において、負圧破壊の試験圧力といえば「54」とセットで覚えておきましょう。
器具の定義として、位置があらかじめ固定されているのが「内部に備えた給水用具」であり、施工時に高さを変えられる単体パーツが「バキュームブレーカ」です。ここの性質の違いを区別しておきましょう。
そして、試験対策として最も狙われやすいのが「マイナス54キロパスカル」という試験圧力の数値です。今回のように「マイナス20」というもっともらしいダミーの数字にすり替えられるパターンが定番です。なお、バキュームブレーカの試験では、この圧力のときに透明管の水位上昇を75ミリメートル以内に収めるルールになっています。
負圧破壊性能の分野は数字や定義が細かいため、暗記を後回しにしがちですが、「試験圧力はとにかく54」と1つ強烈な数字を覚えておくだけで、一気に2つの選択肢を削ることができます。こうした数字の罠をきっちり見抜いて、確実に得点を積み上げていきましょう!
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