給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問21 (給水装置の構造及び性能 問2)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問21(給水装置の構造及び性能 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の構造及び材質の基準に関する省令に定める耐久に関する基準(以下、本問題においては「耐久性能基準」という。)及び当該省令に定める耐久に関する試験(以下、本問題においては「耐久性能試験」という。)に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 弁類は、耐久性能試験により10万回の開閉操作を繰り返した後、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。
  • 水栓やボールタップについては、通常は故障が発見しやすい箇所に設置されており、耐久の度合いは消費者の選択に委ねることができることから、耐久性能基準の適用対象にしないこととしている。
  • 耐久性能試験における弁類の開閉回数は弁の開及び閉の動作をもって1回と数える。
  • 耐久性能基準の適用対象は、弁類が給水用具の部品として備え付けられている場合も含まれる。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なのは、「耐久性能基準の適用対象は、弁類が給水用具の部品として備え付けられている場合も含まれる。」です。

理由は、耐久性能基準の適用対象は、弁類単体として製造・販売され、施工時に取り付けられるものに限るとされているからです。給水用具の部品として最初から組み込まれている弁まで、同じように一律で対象にしているわけではありません。

選択肢1. 弁類は、耐久性能試験により10万回の開閉操作を繰り返した後、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。

この記述は、この問題では適切です。耐久性能基準の中心は、弁類が10万回の開閉操作のあとでも、耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能、負圧破壊性能を保つことにあります。なお、省令本文では「耐寒性能が求められるものを除く」という条件がありますが、この選択肢は基準の大事な内容を述べています。

選択肢2. 水栓やボールタップについては、通常は故障が発見しやすい箇所に設置されており、耐久の度合いは消費者の選択に委ねることができることから、耐久性能基準の適用対象にしないこととしている。

この記述は適切です。水栓やボールタップは、故障に気づきやすい場所にあることが多く、どの程度の耐久性を求めるかは利用者の選択にも関わると考えられています。そのため、耐久性能基準の適用対象にしないと整理されています。

選択肢3. 耐久性能試験における弁類の開閉回数は弁の開及び閉の動作をもって1回と数える。

この記述は適切です。耐久性能試験では、弁を開いて閉じる一連の動きを1回として数えます。つまり、開くだけで1回ではなく、開いて閉じてはじめて1回です。

選択肢4. 耐久性能基準の適用対象は、弁類が給水用具の部品として備え付けられている場合も含まれる。

この記述が不適当です。基準の説明では、適用対象は弁類単体として製造・販売され、施工時に取り付けられるものに限るとされています。給水用具の部品として備え付けられている場合は、製品全体の耐久性とのバランスで考えるため、弁だけを切り出して一律に耐久性能基準の対象にはしていません。

まとめ

この問題で大事なのは、耐久性能基準はすべての弁にそのままかかるわけではないという点です。対象になるのは、機械的・自動的に頻繁に作動し、しかも弁類単体として取り付けられるものです。水栓やボールタップは対象外で、開閉回数は開いて閉じて1回と数えます。ここを整理して覚えると、似た問題でも迷いにくくなります。

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02

給水装置の「耐久性能基準」に関する問題ですね。

一見すると、どれもそれらしい専門的な理由が書かれていますが、記述の中にとても重要な誤り(勘違いしやすいポイント)があります。

実務での使われ方をイメージしながら、どこが本当のNGポイントなのかをスッキリ整理していきましょう。

選択肢1. 弁類は、耐久性能試験により10万回の開閉操作を繰り返した後、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものでなければならない。

この内容は適切です。

この選択肢のポイントは、「ただ10万回動けばいいわけではない」という点にあります。

耐久テストでバルブを10万回動かしたとしても、その後に水が漏れたり、逆流を防げなくなったりしたら意味がありませんよね。 そのため基準では、「10万回の開閉操作を繰り返した後でも、耐圧・水撃限界・逆流防止・負圧破壊という4つの重要性能がちゃんと残っていなければならない」と定めています。

なお、省令の本文には「耐寒性能(凍結防止)が必要なものは除く」という例外がありますが、この選択肢は基準の最もコアなルールを述べているため、記述として適切です。

選択肢2. 水栓やボールタップについては、通常は故障が発見しやすい箇所に設置されており、耐久の度合いは消費者の選択に委ねることができることから、耐久性能基準の適用対象にしないこととしている。

この内容は不適切です。

水栓(蛇口)やボールタップは、私たちが毎日何度も開け閉めする、給水装置の中で最も酷使される器具です。

もしこれらの耐久性が低いと、深刻な漏水やトラブルに直結してしまいますよね。そのため、「故障が発見しやすいから」という理由で消費者に委ねることはせず、国が定める省令で「耐久性能基準の適用対象」に指定しています。一律で10万回の開閉テストをクリアすることが義務付けられている主役の器具です。

選択肢3. 耐久性能試験における弁類の開閉回数は弁の開及び閉の動作をもって1回と数える。

この内容は適切です。

この選択肢のポイントは、耐久テストにおける「1回」の定義を正確に理解しているかという点です。

言葉の通り、バルブを「開ける」という動作と、その後に「閉める」という動作をセットにして「1回」とカウントします。「開けて1回、閉めて2回」とバラバラに数えるわけではありません。

選択肢4. 耐久性能基準の適用対象は、弁類が給水用具の部品として備え付けられている場合も含まれる。

この内容は不適切です。

この記述は、「現場でどう取り付けるか」という実務の目線で分けるとスッキリ理解できます。

耐久性能の基準が適用されるのは、あくまでバルブが「単体」として販売され、施工時に職人さんが現場で取り付けるものに限られています。

一方で、給湯器や電気温水器などの内部に最初から組み込まれている部品としての弁については、わざわざそれだけを切り離して一律にチェックするわけではありません。これらは「製品全体の耐久性とのバランス」で考えるため、耐久性能基準の対象からは外されています。

まとめ

耐久性能基準を攻略する最大のポイントは、「すべての弁が対象になるわけではない」という点です。ここをスッキリ整理して、確実に得点源にしましょう!

対象になるのは、機械的・自動的に頻繁に作動し、しかも弁類単体として取り付けられるものだけです。つまり、水栓やボールタップは対象外になります。ここが一番狙われやすい引っ掛けポイントなので、「水栓・ボールタップは仲間外れ」と頭に入れておいてください。

また、開閉回数のカウントは「開いて閉じて1回」と数えます。

「すべての弁に基準がかかる」という選択肢が出たら、迷わずバツを出せるようにしておきましょう。このパターンさえ整理しておけば、どんな類題が出ても焦らずに正解できます。

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