給水装置工事主任技術者 過去問
令和7年度(2025年)
問43 (給水装置の概要 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 令和7年度(2025年) 問43(給水装置の概要 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の接合及び継手に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア ダクタイル鋳鉄管のK型メカニカル継手は、伸縮可とう性があり、管が地盤の変動に適応できるため、すべての種類の異形管の接合箇所に管防護を必要としない。
イ 硬質ポリ塩化ビニル管用継手としては、硬質ポリ塩化ビニル製及びダクタイル鋳鉄製のものがある。
ウ ポリブテン管の継手は、管にインコアを打ち込み樹脂製のリングを胴及びナットによって圧着して止水する金属継手を一般的に使用する。
エ ライニング鋼管の継手は、ねじ継手が一般的であるが、ねじ継手は、接合部のねじや給水管端部が腐食しやすいので、この部分も防食性を有する管端防食形継手を用いる必要がある。
  • (ア) 誤  (イ) 正  (ウ) 誤  (エ) 正
  • (ア) 誤  (イ) 正  (ウ) 正  (エ) 誤
  • (ア) 正  (イ) 誤  (ウ) 正  (エ) 誤
  • (ア) 正  (イ) 誤  (ウ) 誤  (エ) 誤
  • (ア) 誤  (イ) 正  (ウ) 正  (エ) 正

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「(ア)誤(イ)正(ウ)誤(エ)正」の組み合わせが適当です。

この問題は、給水管の継手ごとの特徴使い方を正しく覚えているかを問う問題です。ポイントは、K形メカニカル継手でも異形管の接合部には原則として防護が必要なこと硬質ポリ塩化ビニル管用継手には硬質ポリ塩化ビニル製とダクタイル鋳鉄製があることポリブテン管の説明にポリエチレン管用継手の内容が混ざっていること、そしてライニング鋼管ではねじ部の防食のために管端防食形継手を使うことです。

選択肢1. (ア) 誤  (イ) 正  (ウ) 誤  (エ) 正

この記述は誤りです。

K形メカニカル継手には一定の施工性はありますが、異形管の接合箇所がすべて防護不要になるわけではありません。大阪市の基準では、メカニカル継手のダクタイル鋳鉄管や塩化ビニル管の異形管防護は、原則としてコンクリートブロックによる防護とされています。また、日本ダクタイル鉄管協会の資料でも、異形管部や弁・栓部では、水圧で管を動かそうとする力に対応できる剛継手が望ましいとされています。したがって、「すべての種類の異形管の接合箇所に管防護を必要としない」という部分が誤りです。

 

この記述は適切な記述です。

硬質ポリ塩化ビニル管用継手には、硬質ポリ塩化ビニル製の継手があります。また、行政の材料基準や調達資料では、硬質ポリ塩化ビニル管用継手として、MFジョイントのようなFCD製、つまりダクタイル鋳鉄製の継手も示されています。ですので、「硬質ポリ塩化ビニル製及びダクタイル鋳鉄製のものがある」という説明は合っています。

 

この記述は誤りです。

問題文にある、インコアを打ち込み、リングを胴とナットで圧着して止水するという説明は、国土交通省の資料では水道用ポリエチレン管の金属継手の説明として出てきます。いっぽう、同じ資料では、ポリブテン管の継手には熱融着継手、メカニカル継手、フランジ継手があるとされています。つまり、この選択肢はポリエチレン管の継手の説明を、ポリブテン管の説明として書いてしまっているのが誤りです。

 

この記述は適切な記述です。

ライニング鋼管では、ねじ接合が使われますが、ねじ部や管端の鉄が露出しやすく、そこが腐食しやすいという注意点があります。そのため、札幌市の施工指針でも、塩ビライニング鋼管やポリ粉体ライニング鋼管の接合はねじ接合として扱われています。さらに、管端防食形継手の資料では、ねじ奥やライニング鋼管の管端の鉄地露出部を流水から隠して防食することが示されています。したがって、この記述は適切です。

まとめ

この問題で覚えておきたいポイントは、次の4つです。

・K形メカニカル継手でも、異形管の接合部は原則として防護が必要です。
硬質ポリ塩化ビニル管用継手には、硬質ポリ塩化ビニル製とダクタイル鋳鉄製があります。
インコアやリングを使う説明は、ポリブテン管ではなくポリエチレン管の継手の説明です。
ライニング鋼管はねじ部が腐食しやすいため、管端防食形継手を使うことが大切です。

参考になった数2